2010.06.13 Sunday
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お疲れ様です!今ね高校野球の決勝戦で清峰高校が優勝したよ!
北松南のことよ〜!
わたしは先週、久しぶりに高校野球をTV観戦しました。
故郷長崎の代表である清峰高校を応援するためです。
すばらしい投手を擁し、見事優勝し、わたしはちょうど上京していた母と
ハイタッチをして歓声を上げました。
普通は郷里だからと応援したりしないのですが、清峰高校は特別です。
清峰高校は、もともとの名称を北松南(「ほくしょうみなみ」と呼びます)
高校といって、長崎県の北松浦郡を所在地とする県立高校です。
北松浦郡というのは、かって北西九州を代表する炭坑が数多くある
炭坑地区でした。北松南高校は、わたしが生まれた1952年に創立
されていますが、当時は普通科や商業科と合わせて定時制の採鉱科と
いう科があったようです。わたしの小説『69』に、アダマという
親友が登場しますが、彼は世知原(せちばる)という町の出身でした。
世知原も北松浦郡です。わたしの高校時代にはすでに北松浦郡の
炭坑町は寂れ果てていました。現在の北松浦郡の様子はわかりません
が、佐世保市でさえ、商店街にはシャッターを下ろした店が目立ち、
わたしが育った町には老人ばかりが目立つような状況なので、
だいたい想像はつきます。
そんな北松浦郡の県立高校が06年の選抜大会、甲子園に出場した
というだけで驚きでした。今回は全国優勝です。信じられないという
思いとともに、勇気が湧いてきます。清峰高校野球部には、県外からの、
いわゆるジプシー選手がいません。県立校なのでそんな資金はありま
せんし、佐世保出身で就任5年目の吉田洸二野球部監督のポリシー
でもあるのだそうです。生徒は家族とともに生活して心身両面で
健康であるべき、というのが監督の考え方なのだと佐世保の友人に
聞きました。